出てすぐ買って放置してた「買う気の法則」をようやく読みました。内容は文句なしの★五つ。のめり込むようにあっと言う間に読み終えて、めっちゃ勉強させて頂きました。中身は是非、本書で読んで頂くとして、中でも面白かった項目をメモがてら書いてみたいと思います。
第一章 額縁広告から戦う広告へ
→「おいしい生活」という広告
第二章 安い!は最強のコピーなのか
→マーケティング変数の硬直化
→狭まる事業主の選択肢
→ブランドの保証機能の逆回転
→安くても安心
→エコ×エコな代替品
→それでも広告は頑張れるか
第三章 マスメディアの自縛と自爆
→マス広告第一の疑問「到達」
→メディアが加速させる不安
第四章 「買う気」を高める新法則
→ABCDモデル
→オプションA=ATTENTION「喚起重視型」
→オプションB=BLEND「情報融合型」
→オプションC=CONSUMER「消費者生成型」
→オプションD=DEVELOPMENT「周辺開発型」
→カルピスソーダ「男子新体操」のインパクト
→各オプションからの展開
第五章 「買う気」を呼び起こすパワーと能力
→分析から実行へ
→人材の「フルーツバスケット」を
第六章 次世代のマーケティング人材
→WHAT TO SAYは事業主が決める
→戦略喚起のコントロールを
→ダムから放流を
と、かなりの部分で非常に勉強になったのですが、その中でも特に、というものを太字にしてます。中身は文句なしなので、ちょっと別の事を書いてみたいと思います。
第五章にある「人材のフルーツバスケット」と、第六章の「ダムから放流」を、という部分はすごく共感するところがあって、2007年の10月から通っていた宣伝会議「Web&広告プランニング講座」の電通 岸氏の講義で組織論についての宿題があって、その時回答したのがちょうどここで語られているような内容も含んでました。(優秀賞的なものを頂きました。えへ☆)
私は、「スイッチング組織論」と呼んでいて、このブログでも過去に書いたような気もしますが、また改めて、次世代型の組織論を考え、さらに広げ・進めて、公開したいなと思います。
「買う気」の法則 広告崩壊時代のマーケティング戦略 (アスキー新書)
あ、あと「使ってもらえる広告」も読了致しました。
使ってもらえる広告 「見てもらえない時代」の効くコミュニケーション (アスキー新書)