わっしょい百万夏まつりでの一幕です。
九州で有名な「シャボン玉石鹸」が「若松五平太ばやし」で踊ってます。
力強く踊ってました。
そもそも、企業や商店の広報って、町内会のしきりをやったり、こうやって祭りに参加したり、慶弔なんかで、企業の顔が見えるカタチでやっていたのではないでしょうか。だから、地域に強く根付いた。
それが、電波の出現により、より遠くの人に効率よく広報できるようになって、だんだん企業の顔が見えなくなってきたのではないでしょうか。
さらに、タレントを用いた広告が流行るようになり、さらに企業の中が見えずらくなった。ユーザーが問い合わせをしても、自動音声ガイダンスに阻まれ、アウトソース先のオペレーターと予定調和な話ししか出来ない。
ちなみに、祭りの会場には、特設スタンドが大きく設営されて、そこに、大きく、有名な企業の看板広告が掲載されていました。
でも、最近では、少しずつ、企業の中が見えるような営業をされている企業さんも増えてきましたね。私が担当させて頂いた某菓子メーカーさんでは、もし何か不備があった場合、仮に企業に落ち度が無くとも、全国どこでも次の日には駆けつけて対応をしていました。
一対一のコミュニケーションには、物理的な限界があるけど、一対多数のコミュニケーションが出来る、ネットという手段が出現したので、それをうまく使いこなせれば、また、企業の顔が見える広報が出来るのではないでしょうか。もちろん、違う手段でもいいのですが。
ただ、それにはリスクが伴うと思います。よく、「手軽に楽に、ネガティブなコメントが無い、コントロールできるコミュニティを作りたい」なんて言われるのですが、手間をかける以外にユーザーとの対話は出来ないんですよね。
参加するのか、デカデカと看板を掲載するのか、今一度、上記の写真のような、祭り等に対する企業姿勢を参考に、マーケティングコミュニケーションというものを再考したいものです。また、自分が背負っている看板についても正面から向き合いたいものです。
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