メリカリの2Q決算の記事の中で「コントロールされた赤字」という言葉を目にして、決算についてよりもその言葉がとても気になり、今まで感じていた違和感の意味が少しわかったような気がしました。
例えばベンチャー企業だから無秩序でルール無用で思ったようにやるのがいいんだ、ということは良い面もあるだろうけれど果たしてそうなのだろうか。または、この仕事は事情があるから何がどうなっても仕方ない。他には、大量の不具合が出てきているけれどとにかく頑張るしか無い。
ある意味そうであり、ある意味そうではない。
がむしゃらにやることが大切なこともあるだろうけれど闇雲にやるものではないし、事情は生まれてしまうのかもしれないけれどだからといってなんでも許されるわけでもないし、不具合に対処しなければならないのは間違いないけれど問題の本質に向き合わなくてなくてもいい理由にはならないのではないかって。
そりゃそうでしょ、ということかもしれないけれど。現場ではなかなか見通せないことが日常的に起こっていて、見失ってしまうこともあるんじゃないかなって思います。そこでこんな式が頭に浮かんだのでした。
「コントロール」+「負の言葉」を疑問文にすること。
・コントロールされた赤字ですか?
・コントロールされた不具合ですか?
・コントロールされた事情ですか?
・コントロールされた問題ですか?
よくよく考えると逆もしかりかもしれない。「コントロール」+「正の言葉」を疑問文にする。
・コントロールされた黒字ですか?
・コントロールされた成功ですか?
・コントロールされた成果ですか?
・コントロールされたミッションですか?
どちらに場合にしても、もしもコントロールされていないのであればまず最初にすべきことは、「どのようにするとコントロールできるのか。」ということかもしれませんね。(コントロールする・されるという言葉を日本人は嫌いそうな気もするので違う言葉での言い換えも考えておこうかと思います。)