ゴールデンウィークに入りましたということで、前半戦に観た映画をまとめてみたいと思います。
映画を観る主な動機は、どん底まで落ちている自分の気持ちをなんとか這い上がらせる手段の一つとして。
では、まず一本目のオールド・ボーイから。
ほんと、気持ちが落ちてるから上がる映画を教えてくれと聞いて教えたもらったから観たんだけど、めちゃくちゃイカレタ映画でしょっぱなからトドメ刺される勢い。
一人娘を持つ飲んだくれでも陽気なお父さんが主人公。ある日突然拉致されて15年間も監禁されちゃいます。
復讐の為に歯を一本一本抜いたり、切り落とされた手首があったりとなかなかのエグさ。「正しい問いは、なぜ監禁されたのかではなく、なぜ15年経った今開放されたのか?だ。」
そんなエグい表現もぶっ飛ぶほどの、衝撃的なクライマックスに眩暈がする。みなさま、くれぐれも紫色の箱は開けないように。
二本目は「エリン・ブロコビッチ」。オールド・ボーイが衝撃的すぎたのでお詫びにと貸してくれたw
3児のシングルマザーが主人公で、職も無い、金も無いというところから、気合と強引さで無理やり弁護士事務所で働き始める。
書類を整理していて不思議に思った1枚の紙切れから、全米で最も高い公害訴訟金額を叩きだしたというノンフィクション映画。
とてもパワフルな女性。生命力に満ちあふれている。守るべきものがあるとこうまで強くなるのかな。
いや、守るべきものがきっかけではあったが、途中から使命感(生きる意味)に変わっている、そんな奇跡的な出会いはとても素晴らしく、とても大切なことだね。
彼女は今でも環境問題に取り組んでいるそうです。
三本目は手紙。早くに両親を亡くした兄弟の物語。兄貴は弟を大学に行かせるために必死で働いたが腰を悪くし働けなくなる。
お金に困った兄貴は他人の家に盗みに入り、そこのおばあさんを殺してしまう。兄貴は刑務所へ入り、弟は世間から人殺しと言われながら追われるようにひっそりと暮らしていた。
厳しい現実とみんなの苦悩が描かれているけれど、ヒロイン役の沢尻エリカみたいな人は、実際リアルにはいないんだ。だから映画なんだろうけれど。
許すとか、向き合うとか、受け入れるとかっていうのは、本当に難しい。どうしようもなく難しいんだよ。
四本目も、オールド・ボーイのお詫びに貸してくれた映画w「星の王子 ニューヨークへ行く」。
アフリカにある国の王子様が決められた結婚相手と結婚するのが嫌で、ニューヨークへ花嫁探しに行く物語。花嫁探しだけに、クイーンズへ行くw
エディ・マーフィだし、普通に面白かったし、なんだか純愛。うん、一言で言うと普通だったw
とりあえず、そんな感じ。映画をきっかけに気持ちを高める試みはいまのところ失敗かな。まぁ、現実では(あんまり)ありえないことを映画化するんだから、リアリティに欠けるのは仕方ないよね。ただ、みんな何かの「きっかけ」をどうにかして掴んでいる。それはリアルだって一緒なんだよね。なんとかその「きっかけ」を掴みたいという想いを旨に、ゴールデンウィーク後半戦に突入するのだ。